社長ブログ

2013-03

負の連鎖を断ち切る勇気を持つ経営

本日から神戸大MBAの新学期が始まりました。

かの有名な冨山和彦先生を擁する経営共創基盤による事業再生管理の授業では

私が新卒で入社してから10年働いたカネボウの再生事例がケースとして取り上げ

られました。

大学を卒業して10年間もお世話になった会社なので、今でも愛着はありますが、

産業再生機構によるデユーディリジェンスや支援内容の話を聞き、支援決定時の

バランスシートを見るとかなりひどい状況であったことを改めて認識させられ

ました。

積み上がる不良在庫、架空の売上計上など様々な問題があったにも関わらず、

問題を先送りしてきた経営陣の責任はかなり重いと思います。さらにそういう

状況に対して疑念を抱いても、経営陣を恐れ何も言えない社風や、いつかは

よくなるだろうという危機意識の欠如にも問題があると改めて思いました。

瞬間的には多少の膿が出ても、負の連鎖を断ち切る勇気を持つことが経営陣

だけでなく、経営陣を支えるミドルにも求められるのだと思います。

 

発想法

私の古巣、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの集客が好調です。

やはり以前働いていた私としては大変嬉しいです。

テーマパークのマーケティングはいかにお客様に来場してもらうかを

アイデアを振り絞って考えるのですが、ハリーポッターやスパイダーマン

のような大型アトラクションは巨額な投資なので何年に1回しか出来ません。

そのため、現在ある資源を使ってどのような集客戦略を立てるのかが

マーケターの腕の見せ所です。てっとり早いのはディスカウントチケット

ですが、ディスカウントに慣れてしまうとお客様は通常の価格で来て

くれなくなります。

今回の好調の要因の1つは「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」という

ジェットコースターにゲストが反対向けに乗り、後ろ向けに走行する

「バックドロップ」の大ヒットがあげられます。先日の報道では7時間待ち

という史上最長の待ち時間が発生したそうです。

この発想は大変素晴らしいと思います。今ある資源を使い、費用を抑えて

しかもインパクトのある企画だと思います。このような発想法をするため

にはどうすれば良いのでしょうか。

発想法で有名なのはオズボーンのチェックリストやSCAMPERがあります。

ここではあまり知られていないSCAMPERを紹介したいと思います。

SCAMPERは

Substitute 代用法はないか、置き換えてみる

Combine 組み合わせる、結びつける

Adapt 当てはめる、応用する

Modify 修正する、Magnify 拡大する

Put to other uses(purposes) 他の用途、別の使い道はないか

Eliminate 削除または削減できないか

Reverse 逆にできないか、Rearrange 再編成できないか

の頭文字を取ったものです。

今回のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「バックドロップ」はまさしく

Reverseの発想ですね。

このようにすぐに巨額な投資や割引に走るのではなく、アイデアで勝負

するためにもぜひSCAMPERを活用してください。

ホームページ公開

このたびようやくホームページが完成しました。

これまでは会社員のいち担当者として自分の関係するページのみ関わって

きましたが、ホームページの全てを作成するのはこれがはじめてです。

こうやって一人で全てのページに関わると色々と考えることがありました。

自分のミッションは何か。自分が社会に約束する使命とは何か。

自分のビジョンは何か。将来はどうありたいのか。

自分の過去のキャリアはお客様にとってどのような役に立つのか。

経営理念の研修を実施する際に私が受講生に投げかけている質問を自らに

問い続けました。

サラリーマンの時は誰かが決めたことなので、そんなに関心はなかった

のですが、自分で作るとなるとあれこれ思い悩んでしまいます。

ただ、そもそもこの道を選んだこと自体にその答えがあったのだと思います。

それを自分なりに言語化してみました。

人から見て立派なミッション、ビジョンではなく稚拙な内容ですが、

まずはスタートすることが出来たことを誇りにこれから頑張っていきたいと

思います。